【5月30日 AFP】中国財政省は29日遅く、高騰している同国株式市場を抑制するため、株取引に関する印紙税を現在の3倍に引き上げると発表した。

 これにより、5月30日から印紙税率が現在の0.1%から0.3%に引き上げられる。国営新華社(Xinhua News Agency)によると、財務省当局者が「株式市場の健全な成長を促進するため、国務院が印紙税率の引き上げを承認した」という。2005年には株取引の活性化をめざし、0.2%から0.1%に引き下げられていた。

 国内外の専門家は今週、過熱する中国の市場が近く収縮するとの警鐘を鳴らしていたが、投資家たちは相変わらず取引を継続していた。