【東京 26日 AFP】電機大手東芝は26日、2006年度決算を発表した。純利益は前年同期比76%増の1374億円だった。製品売上の好調や、米原子力大手ウェスチングハウス(Westinghouse)グループの買収策が功を奏し、増益決算となった。

 売上高は前年同期比12%増の7兆1163億円、営業利益も7%増の2584億円と好調だった。

 増収の主な要因について同社は、英国原子燃料会社(British Nuclear Fuels)から買収したウェスチングハウスの連結子会社化が成功したと、プレスリリースで発表した。

 一方で、2007年度の事業見通しについては、ウェスチングハウス子会社化のコストなどにより、純損益は17.4%減の1200億円を見込んでいる。

 写真は26日、東京証券取引所で決算報告する東芝の村岡富美雄取締役(左)と日本ビクター(JVC)の谷井幸洋常務取締役。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO