【8月26日 AFP】英国の航空会社各社は、この4年間で5件目となる北海(North Sea)油田での「スーパーピューマ(Super Puma)」ヘリコプターの事故で4人が死亡したのを受け、同型機の全ての飛行を停止した。当局が25日伝えた。

 事故が発生したのは23日、スコットランド沖の北海で、欧州航空宇宙防衛会社(European Aeronautic Defence and Space CompanyEADS)の子会社、ユーロコプター(Eurocopter)社製の旅客輸送ヘリコプター、スーパーピューマAS332L2が、Borgsten Dolphin掘削基地からシェトランド(Shetland)諸島のサンボロー(Sumburgh)空港に向かって飛行中に、目的地から3キロ西で墜落した。

 4人目の犠牲者の遺体が25日に収容されたと警察が伝えた。

 生存者と沿岸警備隊の話によると、カナダのヘリコプター運航会社、CHCが仏石油大手トタル(Total)のため運航した同ヘリコプターは、電源喪失のようになった後、沿岸の断崖近くの海に墜落したという。(c)AFP/Danny KEMP