インドで列車事故、巡礼者に突っ込む 37人死亡
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【8月19日 AFP】(一部更新、写真追加)インド東部ビハール(Bihar)州カガリア(Khagaria)で19日、州間高速鉄道の急行列車が線路を横断していたヒンズー教の巡礼者に突っ込み37人が死亡、数十人が負傷する事故が発生した。事故の発生を受け、感情をあらわにした群衆が現場に押しかけ暴徒化したという。
警察当局によると、事故発生当時、巡礼者らは駅構内の線路を横断していたという。また、鉄道当局の高官は、巡礼者らは接近する列車に気付いていない様子だったと話している。 「これまでに分かっているだけで、37人が死亡、数十人が負傷している」と、事故現場で治安維持を担当している警察当局者がAFPに述べた。死者の中には、女性9人と子ども4人も含まれているという。
鉄道会社の地元責任者によると、事故発生後、事故の起きた駅には群集が押しかけ、客車6台に放火し駅構内を荒らし回ったとされる。また警察当局は、群集から暴行を受けた列車の運転士1人が死亡、別の1人が重傷を負い病院に搬送されたことを明らかにした。
インド鉄道(Indian Railways)理事会の理事長は、事故を起こした列車には現場を通過する許可が出されていたと記者団に話している。また、現場の駅係員から、感情的になった群衆が列車の運転手を襲ったとの報告を受けたとした。(c)AFP