【7月1日 AFP】約2週間前に大規模な洪水に見舞われたインド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州では、約3000人がいまだ行方不明となっている。同州のビジャイ・バフグナ(Vijay Bahuguna)州首相が30日、記者団に明かした。

 同州では6月中旬の豪雨で、鉄砲水や土砂崩れが各地で発生し、当局によるとこれまでに約1000人の死亡が確認された。同州農村部にあるヒンズー教寺院などで、孤立した観光客や巡礼者ら約10万人を避難させた軍当局は、救出活動を縮小させている。

 バフグナ州首相は、今後30日が経過した後も安否が分からないままの不明者については、その家族に50万ルピー(約83万円)の補償金を支払う意向も表明した。(c)AFP