【5月20日 AFP】(一部更新、写真追加)米中西部は19日、強大な低気圧に覆われ、カンザス(Kansas)、オクラホマ(Oklahoma)、アイオワ(Iowa)の3州で相次いで竜巻が発生した。米メディア報道によると少なくとも1人が死亡し、家屋などに甚大な被害が出ている。

 オクラホマ州エドモンド(Edmond)やショーニー(Shawnee)の近郊では、漏斗(ろうと)雲が複数、目撃された。米CBSテレビによると、ショーニーではトレーラーハウスの一団が竜巻の直撃を受けたという。また、FOXテレビはショーニーで1人が死亡したと伝えている。

 カンザス、ネブラスカ(Nebraska)、アイオワ、オクラホマ、ミネソタ(Minnesota)、ウィスコンシン(Wisconsin)、イリノイ(Illinois)、ミズーリ(Missouri)の8州の郡では、竜巻警報が出された。

 米国立測候所(National Weather ServiceNWS)によれば、カンザス州ではウィチタ(Wichita)のミッド・コンティエント空港(Mid-Continent Airport)付近で竜巻が観測されたほか、アイオワ州デモイン(Des Moines)西部でも竜巻の発生が確認されたという。

 米国では16日にも南部テキサス(Texas)州で10個の竜巻が発生し、少なくとも6人が死亡している。(c)AFP