【4月25日 AFP】アフガニスタン東部で24日、強い地震があり、現地の赤新月社(Red Crescent Society)によると13人が死亡、数十人が負傷したほか、泥のれんがでできた家屋が多数倒壊した。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、地震はグリニッジ標準時の24日午前9時25分(日本時間同日午後6時25分)に発生し、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.6。

 震源はナンガハル(Nangarhar)州の州都ジャララバード(Jalalabad)の北西24キロのパキスタンとの国境付近で、深さは62キロメートル。揺れは首都カブール(Kabul)や隣国パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)でも感じられた。

 最も大きな被害を受けたナンガハル州の赤新月社によると、同州で12人、隣のクナル(Kunar)州で1人が死亡した。被災地では現在も行方不明者の捜索活動が続けられているため、犠牲者はさらに増えるとみられる。地震による負傷者は60人以上だという。一方、ナンガハル州の当局者は、同州での死者は9人、負傷者は100人以上だと述べている。(c)AFP