【4月4日 AFP】ロシア・チェチェン共和国の首都グロズヌイ(Grozny)にある40階建て高層ビルで3日、火災が発生した。ビルは側面から正面にかけて激しい炎に包まれたが、ロシア非常事態省によると今のところけが人の報告はないという。

 同省がウェブサイトで発表したところによると、火災は現地時間の午後6時15分(日本時間同11時15分)に発生。消防士80人が現場で消火活動に当たっている。内務省もけが人は出なかったことを確認した。

Olympus」と名づけられたビルは、高さ145メートルで、最上部には巨大な時計が掲げられている。ビルが位置している高層ビル群は、紛争で大きな被害を受けた同市でチェチェンの最高指導者ラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)氏の下行われた復興政策を象徴する存在だ。カディロフ氏は2011年の落成式で、国外の有名演奏家や俳優を招いて野外コンサートを開いた。(c)AFP