【4月3日 AFP】アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)は1日から2日にかけて暴風雨に見舞われた。停電や倒木、家屋が壊れるなどの被害が出たほか、6人が死亡した。

 地元気象台によると、ブエノスアイレスでは4月1日午前0時から翌2日の午前7時(日本時間1日正午から2日午後7時)までに155ミリを上回る雨が降り、4月の同地としては記録的な降水量となった。

 地下鉄労組関係者の話では、駅構内にたまった水を外に出す作業をしていた職員1人が感電して死亡。このほかに救急医療センター関係者によれば洪水などで男性3人、女性2人が死亡した。

 ブエノスアイレスの北部は鉄砲水による被害が特に大きかった。環境保護活動家らによると、ブエノスアイレスの北部は過去10年間で急速に開発が進んだ一方、排水設備の改良が遅れていたという。(c)AFP