【3月22日 AFP】ドイツ・ベルリン(Berlin)のオリンピアシュタディオン(Olympiastadion)上空で21日午前10時30分(日本時間同日午後6時30分)ごろ、警察のヘリコプター2機が接触して墜落した。警察の発表によると、この事故で警察のパイロット1人が死亡した他、警察官4人が負傷し、うち男女各1人は重傷だという。

 同スタジアムでは、連邦警察が約400人体制でサッカー試合中のフーリガン対策のため演習を行っていた。参加した警察官の半数はフーリガン役で、その一部は暴動が発生した状況を模するために花火に火をつけたりしていたという。

 2機のヘリコプターは、雪が激しく降る中を低空飛行していて衝突したという。演習には合計で3機のヘリが参加していたが、残る1機は無事に着陸した。

 現場のスタジアムは1936年のベルリン五輪のメインスタジアム。2006年のサッカーW杯ドイツ大会(2006 World Cup)の決勝戦もここで行われた。(c)AFP