【2月3日 AFP】2日午後11時17分ごろ、北海道東部を震源とするマグニチュード(M)6.9の地震があり、北海道島全体と本州の一部で大きな揺れを感じた。北海道電力の泊原発、東北電力の東通原発、六ヶ所再処理工場(兼貯蔵施設)に異常はないという。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると震源は帯広市近郊で、震源の深さは103キロメートル。

 NHKによれば、落下物や割れたガラスなどで10人が軽傷を負ったが、深刻な被害は報告されていないという。また地震による津波は発生していない。

 揺れは約1分続き、北海道のNHK事務所で撮影された映像には、パソコンのスクリーンが揺れ、棚が今にも倒れそうになっている様子が映し出された。スーパーではガラス瓶が落ちて割れ、一部の地域では停電が発生。複数の高速道路は通行止めとなった。

 気象庁は記者会見を行い、土砂災害や倒壊の恐れのある建物に注意するよう呼びかけた。(c)AFP/Karyn Poupee