【1月31日 AFP】ブラジル南部サンタマリア(Santa Maria)で235人が死亡したナイトクラブの火災で逮捕されたナイトクラブ経営者が自殺を図っていたことが分かった。警察当局が30日、明らかにした。自殺は未遂に終わったという。

 27日未明、パーティー中の学生たちで満員だったナイトクラブ「キス(Kiss)」をパニックに陥れた火災では、経営者のエリサンドロ・シュポア(Elissandro Sphor)容疑者を含め4人が逮捕されたが、火災で有毒ガスを吸い込んでいたシュポア容疑者は治療を受けるためサンタマリアから125キロ離れたクルスアルタ(Cruz Alta)の病院に収容されていた。シュポア容疑者は、病院内でシャワーのホースで首をつって自殺を試みたとみられる。

 この火災では現在も入院している生存者も多くいることから、死者数は今後も増える恐れがある。(c)AFP