【1月16日 AFP】(一部更新)全日空(All Nippon AirwaysANA)の山口宇部発羽田行きボーイング(Boeing)787型機「ドリームライナー(Dreamliner)」が16日午前、高松空港に緊急着陸した。

 テレビでは高松空港で非常用脱出スライドを出した状態の機体の映像が放送された。時事通信(Jiji Press)は、同機の操縦室で煙が出たと報じた。全日空によると同機には乗客129人と乗員8人が搭乗していた。時事通信とNHKによれば、けが人はいなかった。

 全日空の広報担当者は、飛行中にバッテリーの異常を知らせるメッセージが表示されたと述べ、何が起きたか調べているところだと語った。ドリームライナーはこのところ相次いでトラブルに見舞われているが、全日空広報によると、今回の件とこれまでのトラブルとの間に共通点があるかどうかは分かっていない。

 NHKによると、全日空は同社が運航するドリームライナー全17機の飛行を見合わせ、緊急点検を行うことを決めた。日本航空(Japan AirlinesJAL)も同社が運航する7機全ての同型機の飛行を見合わせると発表した。(c)AFP