【1月7日 AFP】石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)の海底油田掘削施設「クルック(Kulluk)」が、米アラスカ(Alaska)州南岸のコディアック島(Kodiak Island)に座礁した。

 クルックは米シアトル(Seattle)に向けてえい航中だったが、12月31日に嵐で引き船(曳船)との接続が外れ、漂流してコディアック島に流れ着いた。

 アラスカ州のテレビ局KTUUによると、クルックには超低硫黄軽油15万トンと原油ならびに油圧油1万2000トンが積載されている。

 2日には救出チーム6人がクルックに降り、今後の対策を検討した。米沿岸警備隊(US Coast Guard)は環境への被害を回避するための方策をとると表明している。(c)AFP