【12月12日 AFP】中国河北(Hebei)省の鉗屯(Qiantun)村で、農家の劉起元(Liu Qiyuan)さんが手作りのサバイバルポッド(生存装置)を披露した。ハリウッド映画『2012』と2004年のスマトラ島沖地震に触発されて、「ノアの方舟(はこぶね)」と名付けたこの装置を開発したという。

 鉄骨フレームをガラス繊維で包んだ構造で、水に浮かぶ。定員は14人で、酸素タンクやシートベルトも完備。水に浮いた状態では常に天頂部分が水平面に垂直になるよう設計されている。これまでに7台を製造したが、中には推進装置が付いたものもあるという。

 劉さんは、津波や地震の際に政府や国際機関に活用して欲しいと考えている。(c)AFP