【12月7日 AFP】7日午後5時18分ごろ、東北地方・三陸沖を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震があり、都内でも大きな揺れを感じた。宮城県沿岸に津波警報が、岩手、福島、茨城の各県沿岸に津波注意報が出され、午後6時ごろに石巻で1メートルの津波が観測された。津波警報は午後7時過ぎに解除された。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると震源は仙台東方沖284キロで、震源の深さは36キロメートル。一方、気象庁発表では震源の深さは10キロとなっている。

 1回目の地震に続いてM6.3、M5.5の余震があり、地震後はしばらく電話がつながりにくい状況が続いた。NHKや時事通信(Jiji)によれば宮城県などで少なくとも8人がこの地震でけがをしたが、いずれも軽傷という。

 東京電力(TEPCO)はAFPの取材に、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の計器に異常はないと述べた。(c)AFP