【12月6日 AFP】フィリピンを直撃した台風24号(アジア名:ボーファ、Bopha)による死者の数が475人に達した。同国の災害対策当局が6日、発表した。

 被災者の捜索および救出活動を指揮している陸軍幹部が6日に明らかにしたところによると、ミンダナオ(Mindanao)島東岸で258人の遺体を確認した他、南部ニューバターン(New Bataan)州とコンポステラバレー(Compostela Valley)州モンカヨ(Monkayo)で191人が遺体で見つかったという。

 行方不明者の数は少なくとも377人に上っており、現在も捜索活動が続けられている。また、約18万人が家を失い、学校や体育館などに避難しているという。

 コラソン・ソリマン(Corazon Soliman)社会福祉開発相は、国連の国際移住機関(IOM)に避難所の開設支援を要請。一方、米国と日本が緊急支援を申し出ている。(c)AFP