「サンディ」被災の米NYに再び暴風雨予報、沿岸部住民に避難指示
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【11月7日 AFP】先週、米東海岸を襲った大型ハリケーン「サンディ(Sandy)」により大きな被害が出ている米ニューヨーク(New York)市では、7日から8日にかけて再び暴風雨の予報が出ており、当局は警戒を強めている。
米国立測候所(NWS)は、秒速19メートルの強風を伴う豪雨を予想しており、雪が降る可能性も高いという。威力はサンディの半分程度しかないが、すでにサンディで損傷している建物への被害が懸念されている。また、多数の被災者が電力が復旧しない困難な状況に置かれている中、気温の低下も心配されている。
マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は6日の記者会見で、市内の公園や動物園、海岸などを7、8日の両日とも閉鎖すると発表した。また、サンディで特に大きな被害を受けたロングアイランド(Long Island)のロッカウエー半島(Rockaways)やスタテンアイランド(Staten Island)など沿岸部の住民に避難指示を出した。
一方、ユナイテッド航空(United Airlines)はAFPの取材に対し、ニューヨーク近郊のケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)、ラガーディア空港(La Guardia Airport)、ニューアーク空港(Newark Liberty Airport)への離着陸を見合わせると述べた。
サンディは先週、ニューヨーク市内だけで40人、米北東部全体では100人以上が死亡する甚大な被害を出した。(c)AFP