【10月23日 Relaxnews】5月にイタリア北部を襲った地震で打撃を受けたチーズ産業を応援する目的で同国では27日、「パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano-Reggiano)ナイト」が予定されている。イタリア全土の人々がフェイスブック(Facebook)を通じて連帯を示すという。

 イタリアを代表するチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノの生産者らによる企業連合は、各地の人々にイベント当日、パルミジャーノチーズを使ってお気に入りの料理を作り食べようとウェブサイトで呼び掛けている。

 パルミジャーノ・レッジャーノ企業連合のフェイスブック・ページは20万人以上の「いいね!」を獲得した。これはゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)チーズ、バルサミコ(Balsamico)酢、キャンティ(Chianti)ワインといったイタリアの原産地呼称保護(Protected Designation of OriginPDO)製品の中で最多。「パルミジャーノ・レッジャーノ・ナイト」はこのフェイスブック人気を生かした企画だ。

 イベント当日は、実際に作ったチーズ料理の写真をフェイスブックに投稿すると、ささやかな贈り物が届けられるという。

 今年5月にイタリア北部で起きたマグニチュード(M)6.1とM5.8の2つの大地震によって伊チーズ産業が受けた損害額は約1億1000万ユーロ(約114億円)に上る。37の工場が倒壊するなどし、60万個以上のチーズが破棄処分となった。(c)Relaxnews/AFPBB News