【8月12日 AFP】イラン北西部で11日、マグニチュード(M)6以上の強い地震が立て続けに2回発生し、12日の時点で少なくとも180人が死亡、1300人以上が負傷した。イラン当局によれば現在、救助隊が倒壊した建物の下敷きになった人々の救出作業を進めている。

 テヘラン大学(Tehran University)地震学センターによれば、11日午後4時53分(日本時間同日午後9時23分)にM6.2の地震が発生、その11分後にM6.0の大きな余震が続いた。米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)はそれぞれの規模をモーメントマグニチュード(Mw)6.4と6.3と発表している。

 震源地に近いタブリーズ(Tabriz)の北東にある村々では電話通信網が切断されるなどの大きな被害が出ており、緊急対策チームは無線機器に頼りながら救出活動と被害状況の確認へ向かっている。

 地元当局者は国営テレビに「現在の死者数は180人で、さらに増え続けている」と語った。負傷者は1350人だという。(c)AFP/Marc Burleigh