【8月3日 AFP】(記事更新)1日午後7時過ぎ(日本時間2日未明)、ロンドン(London)の五輪公園(Olympic Park)近くで報道関係者用のバスがレース用自転車で走行中の男性をはねて死亡させた事故で、逮捕されたこのバス運転手が2日保釈された。

 ロンドン首都圏警察によれば、事故の通報があったのは1日午後7時42分(日本時間2日午前3時42分)で、同8時過ぎ現場に到着した救急医が男性の死亡を確認した。死亡したのは28歳の男性。60代半ばのバス運転手は現場で逮捕され、東ロンドン警察署で取り調べを受けていた。

 事故現場は五輪公園と一般道を結ぶ進入道路で、警察車両、救急車、救急ヘリが出動した他、周辺の警備に当たっていた約30人の兵士も救護に駆けつけた。

 事故を起こした報道関係者用バスはロンドン名物の2階建てで、ストラットフォード(Stratford)の競技会場と市中心部のホテルの間を往復運行していた。

 1日に行われたロンドン五輪自転車・ロードレースの男子個人タイムトライアルで金メダルを獲得した英国のブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins)選手はこの事故を受け、自転車運転時のヘルメット着用を義務づける法律の制定と、自転車に乗っている時にはヘッドホンを使わないことを呼びかけた。(c)AFP