カナリア諸島で山火事相次ぐ、1800人が新たに避難 スペイン
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【7月18日 AFP】(写真追加)15日に山火事が発生したスペイン・カナリア諸島(Canary Islands)のテネリフェ(Tenerife)島で17日、消火作業がはかどらず住宅地に危険が迫ったことから、当局は住民1800人を避難させた。
火は人気の観光地テイデ国立公園(Teide National Park)に数メートル入り込んでいた。約800人の消防士が住宅地に火の手が近づかないように消火作業に当たっていたが、強い風と高い気温のため延焼地域は拡大し、同公園の南に位置するVilaflorの町の住民が避難した。
住民は道路を使って避難した。当局は隣の町に避難所を開設し、車を持っていない約200人のためにバスを出した。16日にも島内の別の地区から90人以上が避難していた。うち60人は17日になっても自宅に戻れなかった。
現地の防災当局者によると、これまでに約3000ヘクタールがこの火事の影響を受け、そのおよそ半分の面積が焼けた。
17日にスペイン本土から消防用のヘリコプター5機と固定翼機3機が到着したが、Vilaflorの町に立ち込める濃い煙のため消火作業は難航している。
カナリア諸島ではラ・パルマ(La Palma)島でも約500ヘクタールが焼け、160人が避難している。ヘリコプター4機と約300人の消防士が消火に当たっており、当局者によると17日午後の時点で火の勢いは安定しているという。
ここ70年で最も乾燥した冬を経験したスペインではこのところ山火事が相次いでおり、同国東部バレンシア(Valencia)地方では今月に入り5万ヘクタールが焼けた。(c)AFP
火は人気の観光地テイデ国立公園(Teide National Park)に数メートル入り込んでいた。約800人の消防士が住宅地に火の手が近づかないように消火作業に当たっていたが、強い風と高い気温のため延焼地域は拡大し、同公園の南に位置するVilaflorの町の住民が避難した。
住民は道路を使って避難した。当局は隣の町に避難所を開設し、車を持っていない約200人のためにバスを出した。16日にも島内の別の地区から90人以上が避難していた。うち60人は17日になっても自宅に戻れなかった。
現地の防災当局者によると、これまでに約3000ヘクタールがこの火事の影響を受け、そのおよそ半分の面積が焼けた。
17日にスペイン本土から消防用のヘリコプター5機と固定翼機3機が到着したが、Vilaflorの町に立ち込める濃い煙のため消火作業は難航している。
カナリア諸島ではラ・パルマ(La Palma)島でも約500ヘクタールが焼け、160人が避難している。ヘリコプター4機と約300人の消防士が消火に当たっており、当局者によると17日午後の時点で火の勢いは安定しているという。
ここ70年で最も乾燥した冬を経験したスペインではこのところ山火事が相次いでおり、同国東部バレンシア(Valencia)地方では今月に入り5万ヘクタールが焼けた。(c)AFP