【5月30日 AFP】イタリア北東部で29日午前9時(日本時間同日午後4時)ごろ発生したマグニチュード(M)5.8の地震で、これまでに少なくとも16人が死亡し、350人が負傷した。

 カヴェッツォ(Cavezzo)の町では29日夕、女性1人ががれきの中から救出された。

 カヴェッツォの消防士は伊日刊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)に、「何もかも崩れた。めちゃくちゃだ。町中の建物が倒壊した」と語った。

 29日午後0時56分から同1時1分(日本時間同7時56分から同8時1分)にかけて、マグニチュード5.1から5.3超の余震が3度発生した。

 当局の発表によると現地時間の29日夕方の時点で1人が行方不明になっている。強い余震が続き住民の間でパニックが広がるなか、救助隊は行方不明者の捜索を続けた。(c)AFP/Mathieu Gorse