【5月26日 AFP】前年の東日本大震災で犠牲となった人々の遺骨が入った靴が今年の秋ごろには米西海岸に漂着し始めるかもしれない――。米国で海流や漂流物を研究する専門家が24日に語った。

 引退した海洋学者のカーティス・エブスマイアー(Curtis Ebbesmeyer)氏はAFPの取材に対し、前年発生した津波漂流物は今年10月には米沿岸に流れ着き始めるはずだと述べた。同氏は数日前に米ワシントン(Washington)州で行われたシンポジウムでも同様の講演を行っている。

 エブスマイアー氏は、「骨やスニーカーは何年も海面に浮かぶことができるため、やがて岸に打ち上げられると予測している。一連の漂流物は10月に流れ着き始め、その後数年間にわたって続くだろう」との見解を示した。(c)AFP

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