地震に便乗「チキン買って」、KFCタイ法人の宣伝に非難殺到
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【4月13日 AFP】余震に備えるならぜひ、フライドチキンを片手に――。インドネシア・スマトラ島沖で11日にマグニチュード(M)8.6の地震が発生した際、米ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(Kentucky Fried Chicken、KFC)のタイ法人が自社のチキンを購入するようインターネット上で宣伝し、猛烈な批判にさらされている。
タイでは、2004年に22万人が犠牲となったスマトラ沖大地震(M9.1)とインド洋大津波で5400人が死亡しており、今回の地震でも津波警報が発令される中、恐怖にかられた沿岸部の住民が一斉に高台に殺到した。
その騒ぎのさなか、KFCタイ法人のSNSフェイスブック(Facebook)公式ページには「今夜は急いで帰宅して、地震のニュースに注意しよう。KFCへの注文を忘れずにね。直接あなたのお手元に届けます」と、商品購入を促すメッセージが掲載された。
メッセージは後に削除されたが、タイ国内のネットユーザーらは猛反発。人気掲示板サイト「パンティップ(Pantip.com)」には、「常識と責任感に欠ける。この宣伝を打ち出した担当者を解雇しろ」など非難の書き込みが多数寄せられている。
KFCタイ法人は12日、「ミス」があったとフェイスブック・ページで謝罪。「弊社のファンページ担当部署は、災害に関する不適切な書き込みについて謝罪します」とのメッセージを掲載した。
今回発生したM8.6の地震はインドネシア・アチェ(Aceh)州沖を震源とし、インド洋全域に津波警報が発令された。直後にもM8.2の余震があり、タイでもインド洋大津波の恐怖を思い出した人々が多くいた。(c)AFP
タイでは、2004年に22万人が犠牲となったスマトラ沖大地震(M9.1)とインド洋大津波で5400人が死亡しており、今回の地震でも津波警報が発令される中、恐怖にかられた沿岸部の住民が一斉に高台に殺到した。
その騒ぎのさなか、KFCタイ法人のSNSフェイスブック(Facebook)公式ページには「今夜は急いで帰宅して、地震のニュースに注意しよう。KFCへの注文を忘れずにね。直接あなたのお手元に届けます」と、商品購入を促すメッセージが掲載された。
メッセージは後に削除されたが、タイ国内のネットユーザーらは猛反発。人気掲示板サイト「パンティップ(Pantip.com)」には、「常識と責任感に欠ける。この宣伝を打ち出した担当者を解雇しろ」など非難の書き込みが多数寄せられている。
KFCタイ法人は12日、「ミス」があったとフェイスブック・ページで謝罪。「弊社のファンページ担当部署は、災害に関する不適切な書き込みについて謝罪します」とのメッセージを掲載した。
今回発生したM8.6の地震はインドネシア・アチェ(Aceh)州沖を震源とし、インド洋全域に津波警報が発令された。直後にもM8.2の余震があり、タイでもインド洋大津波の恐怖を思い出した人々が多くいた。(c)AFP