【3月20日 AFP】19日午後、ノルウェー北部のSorbmegaisa山で雪崩が発生し、スキーで旅行していたとみられる12人のグループのうち6人が巻き込まれ、5人が死亡、1人が救出された。

 グループはフランス人ガイド1人とスイス人5人の計6人の2班に分かれていた。全員が無線発信機を身につけていたため、捜索の役に立ったという。在オスロ(Oslo)仏大使館によると、雪崩に巻き込まれなかった班のガイドは自分の班の安全を確保した後、班のメンバーを捜索に参加させたという。
 
 救出された人は病院で手当てを受けている。病院の広報によると、救出されたのは男性で、容体は安定している。死亡した人の国籍などは現時点では明らかになっていない。

 約30人の救助隊員と捜索犬、ヘリコプターが救助にあたり、F16戦闘機も上空から捜索に参加した。ノルウェーではこの季節、春の陽光に温められて雪と氷のブロックが崩れ始めるため、雪崩がよく発生する。(c)AFP