【2月7日 AFP】(写真追加)フィリピン中部で6日午前11時49分(日本時間同日午後0時49分)ごろ、マグニチュード(M)6.8の地震があり、政府当局によるとこれまでに43人が死亡した。負傷者と行方不明者も多数いるもようだ。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると震源はネグロス島(Negros Island)ドゥマゲテ(Dumaguete)の北70キロ沖で、震源の深さは約20キロ。

 ネグロス島とセブ島(Cebu Island)の間の狭い海峡で発生した地震は、震源地に近いネグロス島沿岸の人口10万人の都市ギフルンガン(Guihulngan)に最大の被害をもたらし、39人の死亡が確認された。

 警察によると、犠牲者の大半は土砂崩れに飲み込まれた。地震により、一部の民家のほか、裁判所や市場の一部、橋が崩壊。電話回線も遮断された。ネグロス島の広い範囲が停電になっているという。

 また、地震発生当日には本震と同じほど強いものも含め200回以上の余震があり、島民たちはパニックに陥った。救援活動は7日本格化したが、山間部に向かう道路は土砂崩れのため通行不能となっている。(c)AFP