【2月5日 AFP】欧州の広域を襲った大寒波による死者は5日、260人以上に上った。空の便も影響を受け、寒波を脱出しようとしていた人びとも足止めを受けている。

 最も被害が大きいのはウクライナで、これまでに122人が死亡した。気温はマイナス38.1度にまで下がり、路上で凍死する人も多く出ている。

 また空港は閉鎖され、空の便の他、列車も遅延が発生している。高速道路でも除雪が行われているものの、降り続ける雪との競争になっており、まひ状態になっている。

 欧州最大のハブ空港、ロンドン(London)のヒースロー空港(Heathrow Airport)では、夜間の積雪と着氷性の霧に対応するため、5日の便の30%が欠航となった。

 イタリアでは、ベネチア(Venice)の潟の一部が氷結した。(c)AFP