【11月18日 AFP】世界気象機関(World Meteorological OrganisationWMO)は17日、ラニーニャ(La Nina)現象が今年8月に熱帯地方の太平洋で再び発生したと発表した。ただし、影響は過去に比べて小さい見込みという。

 ラニーニャ現象は、熱帯地方にある太平洋中部と東部の海面温度が通常よりも低くなる現象。2010年9月から今年5月まで続いたラニーニャ現象は、世界各地で洪水や干ばつをもたらした。

 だがWMOによると、今回のラニーニャ現象の規模は中程度で、前回ほど強くなる可能性は極めて低いという。ピークは今年末~来年初頭となる見通し。(c)AFP