【10月3日 AFP】ニュージーランドのマレー・マカリー(Murray McCully)外相は3日、水不足で非常事態を宣言した太平洋の島国ツバルに、水と海水淡水化装置2台を積んだニュージーランド空軍の輸送機が到着したと発表した。

 マカリー外相は、ニュージーランド政府は赤十字などの国際機関と協力して、首都フナフティ(Funafuti)や多くの島で水不足に陥ったツバルを支援していると述べた。

 赤十字が前週公表した報告書によると、ツバルは水資源のほとんどを雨水に頼っているが、ことしはペルー沖から中部太平洋赤道域にかけての広い海域の海水温が低くなるラニーニャ(La Nina)現象のために雨不足になっていた。

かつて英国の植民地だったツバルは人口約1万500人で、世界で最も小さな独立国の1つ。(c)AFP