【6月16日 AFP】岐阜県は16日までに、7~9月の期間、午後1~3時に時間単位で年次休暇を取得する「シエスタ休暇」を職員に呼び掛けていく方針を発表した。

 夏季は通常、冷房などで電力使用量が増える上、今夏は原発事故の影響で電力需給が逼迫(ひっぱく)するとみられることから、県庁の節電対策として「シエスタ休暇」が採用された。

 岐阜県の担当職員はAFPの取材に対し「オフィスにいる人が減れば電力消費も減る」と語り、午後1~3時の時間帯は例年比で20%、年間では同11%の使用電力量の削減を目指すと述べた。

 ただしシエスタとは言っても「休憩」ではなく「休暇」とあるように、休んだ分の時間数は年次休暇から引かれる。(c)AFP