【6月14日 AFP】13日にマグニチュード(M)6.0のものも含む50回以上の地震に見舞われたニュージーランド南島クライストチャーチ(Christchurch)では、14日も余震が続いている。

 地元保健当局は14日、前日の地震で老人ホームに入居していた高齢の男性1人が死亡したと発表した。負傷者は45人に増え、うち2人はまだ入院しているという。

 また、2万戸以上が停電したため、大勢の住民が、電気も暖房もないなか凍てつく夜を過ごした。14日午前2時48分(日本時間13日午後11時48分)にはM4.7の余震が起き、被災者のすり減った神経にさらに追い打ちをかけた。

 前年9月にM7.0の地震、そして2月に181人が死亡したM6.3の地震に見舞われたクライストチャーチでは14日、住民による後片付けや、作業員による電気や水道の復旧という、今やこの町では見なれた作業が行われた。(c)AFP