【6月2日 AFP】ニュージーランド当局は1日、2月に南島クライストチャーチ（Christchurch）で発生したマグニチュード（M）6.3の地震で死亡した5人の身元が新たに確認されたと発表した。

　同国で80年ぶりといわれた大地震で亡くなった181人のうち、新たに身元が判明した5人は、1人がニュージーランド人、4人が中国人だった。5人とも倒壊し、炎上したカンタベリー・テレビジョン（CTV）のビルで発見された。身元確認作業は、遺体の歯の治療痕と歯科記録を照合するなどの必要があり、長期に及んだ。

　CTVビルの火災は激しかったため、地元警察は正式な識別が不可能な遺体もあるだろうと発表していたが、残る身元不明の遺体は4人となっている。(c)AFP