【5月24日 AFP】21日に噴火したアイスランドのグリームスボトン(Grimsvoetn)火山の噴煙がスコットランドと北アイルランド上空を覆った影響で、24日朝の欧州の空の交通は乱れ、252便が欠航した。

 欧州の航空管制調整機関ユーロコントロール(Eurocontrol)のブライアン・フリン(Brian Flynn)氏がツイッター(Twitter)で明らかにした。これによると、噴煙は24日中に「スカンディナビアやデンマーク、ドイツ北部の一部にかかる可能性がある」という。

 さらにフリン氏は、「噴煙はフランスやスペインに向けて南下する可能性もあるが、週末にかけての天気予報がまだ正確でないので、予測は難しい」と述べた上で、「この1年で2度目の欧州全域での大規模な航空交通の混乱になるかもしれない」との見解を示した。

 2010年4月にアイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河の火山が噴火し、欧州の空の便は大きな影響を受けた。(c)AFP