アイスランドの火山噴火、航空網への影響は?
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【5月23日 AFP】アイスランドで21日から噴火活動を続けるグリームスボトン(Grimsvoetn)火山について、火山灰がヨーロッパ西部まで広がり、空の交通が再び混乱に陥る恐れがあると、航空安全専門家らが警告している。
噴煙は高度20キロまで立ち上り、グリームスボトン山から西方400キロにある首都レイキャビク(Reykjavik)でも火山灰が観測された。
航空当局などによると、火山灰は24日までに、英スコットランド北部に達した後、英全土を覆い、2日後にはフランスやスペインにも影響を及ぼす可能性がある。
その一方で、2010年4月に、やはりアイスランドのエイヤフィヨットル(Eyjafjoell)火山が噴火した時ほどの大混乱には至らないとも見ている。
火山専門家やアイスランド当局は、21日夜に始まった噴火活動は、24時間後には落ち着きを見せていることから、風向きが変われば火山灰による大きな影響はないと予測している。
グリームスボトン火山の噴火が空の交通を混乱させるか否かについて、アイスランド大学(University of Iceland)の地球物理学者Magnus Tummi Gudmundsson氏は、「噴火と風の強さ次第だ」と話す。
2010年4月のエイヤフィヨットル火山の噴火では、大量の火山灰が広範囲に拡散し、第2次世界大戦以降、最悪規模となる航空網まひを招いたが、現在のところ、風速は2010年の時ほど強くないため、航空便への影響はアイスランド国内に限定されるだろうと、Gudmundsson氏は予測している。(c)AFP/Agnes Valdimarsdottir
【関連記事】アイスランドで最も活発な火山が噴火、同国最大の国際空港が閉鎖
【動画】グリームスボトン火山から上がる噴煙(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)
噴煙は高度20キロまで立ち上り、グリームスボトン山から西方400キロにある首都レイキャビク(Reykjavik)でも火山灰が観測された。
航空当局などによると、火山灰は24日までに、英スコットランド北部に達した後、英全土を覆い、2日後にはフランスやスペインにも影響を及ぼす可能性がある。
その一方で、2010年4月に、やはりアイスランドのエイヤフィヨットル(Eyjafjoell)火山が噴火した時ほどの大混乱には至らないとも見ている。
火山専門家やアイスランド当局は、21日夜に始まった噴火活動は、24時間後には落ち着きを見せていることから、風向きが変われば火山灰による大きな影響はないと予測している。
グリームスボトン火山の噴火が空の交通を混乱させるか否かについて、アイスランド大学(University of Iceland)の地球物理学者Magnus Tummi Gudmundsson氏は、「噴火と風の強さ次第だ」と話す。
2010年4月のエイヤフィヨットル火山の噴火では、大量の火山灰が広範囲に拡散し、第2次世界大戦以降、最悪規模となる航空網まひを招いたが、現在のところ、風速は2010年の時ほど強くないため、航空便への影響はアイスランド国内に限定されるだろうと、Gudmundsson氏は予測している。(c)AFP/Agnes Valdimarsdottir
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