【4月22日 AFP】東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、原発から半径20キロ圏内が警戒区域に設定され、22日午前0時から立ち入り禁止となった。違反者には、10万円以下の罰金または拘留が科される場合がある。

 菅直人(Naoto Kan)首相は21日、福島県を訪れ、警戒区域の設定を発表した。

 警戒区域内の住民は、1世帯あたり1人、最大2時間に限り、一時帰宅し、所持品などを持ち出すことが許可される。一時帰宅は、手配されたバスで数日後から1~2か月の間に行われる。ただし、原発から半径3キロ以内の地域は放射線量が高すぎるとして、一時帰宅は許可しないという。

 NHKによると、20キロ圏内には2万7000世帯の住宅がある。(c)AFP/Harumi Ozawa