【4月6日 AFP】福島第1原子力発電所2号機の取水口付近のコンクリート製立て坑「ピット」から高濃度の放射能汚染水が海に流出していた問題で、東京電力は6日朝、水ガラス(止水剤)を注入した結果流出が止まったと発表した。時事通信(Jiji Press)が報じた。
 
 5日午後3時すぎからピット下の砕石層に水ガラスの注入を始め、6日午前5時38分に流出停止を確認したという。
 
 ピットからは1000ミリシーベルトを超える高濃度汚染水が直接海に流出していた。放水口付近の海水からは法令で定める濃度限度の4000倍を超える放射性ヨウ素131が検出されており、この汚染水が原因であったと考えられている。(c)AFP

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