IAEA天野事務局長、「危機が克服されると確信している」
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【3月22日 AFP】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(Yukiya Amano)事務局長は21日、ウィーン(Vienna)の本部で開かれた東京電力福島第1原子力発電所の事故に関する緊急理事会で、「危機が克服されると確信している」と述べた。
天野事務局長は、福島第1原発について、「危機はまだ解消されておらず、状況は依然として深刻だ」と述べ、「(IAEAは)危機を終わらせ、事故の影響を最小限に抑えるべく、加盟各国や国際機関と共に全力を挙げている」とした上で、「危機が克服されると確信している」と強調した。
さらに、核の安全性に関する責任は加盟国自身にあると前置きした上で、現在の国際的な緊急対応体制について、「1986年のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故を受けて策定されたものであり、21世紀にはそぐわない」として、見直す必要があるとの見方を示した。
一方、福島の事故を受けて一部の国が原発計画の見直しを表明していることについて、天野氏は、「原子力発電は多くの国々にとって、安定的でクリーンなエネルギー源として重要かつ実行可能な選択肢であり続けるだろう」と述べた。(c)AFP/Simon Morgan
天野事務局長は、福島第1原発について、「危機はまだ解消されておらず、状況は依然として深刻だ」と述べ、「(IAEAは)危機を終わらせ、事故の影響を最小限に抑えるべく、加盟各国や国際機関と共に全力を挙げている」とした上で、「危機が克服されると確信している」と強調した。
さらに、核の安全性に関する責任は加盟国自身にあると前置きした上で、現在の国際的な緊急対応体制について、「1986年のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故を受けて策定されたものであり、21世紀にはそぐわない」として、見直す必要があるとの見方を示した。
一方、福島の事故を受けて一部の国が原発計画の見直しを表明していることについて、天野氏は、「原子力発電は多くの国々にとって、安定的でクリーンなエネルギー源として重要かつ実行可能な選択肢であり続けるだろう」と述べた。(c)AFP/Simon Morgan