【3月16日 AFP】天皇陛下は16日、東北地方太平洋沖地震に際し、ビデオメッセージで国民向けのお言葉を述べられた。

 天皇陛下はビデオメッセージのなかで、「地震や津波による死者の数は、日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかもわかりません。1人でも多くの無事が確認されることを願っています」

 また、福島第1原子力発電所の事故についても「予断を許さぬ状況であることを深く案じ」と懸念を示したうえで、「事態のさらなる悪化が回避されることを切に願っています」と述べられた。

 宮内庁によると、天皇陛下によるビデオメッセージは今回が初めて。(c)AFP