【3月16日 AFP】欧州各国は、東北地方太平洋沖地震に見舞われた東北・関東地方から自国民を引き揚げさせる動きを加速させている。

 フランス政府は15日、エールフランス(Air France)に対し、国民を帰国させるための日本便の増発を要請した。フランソワ・フィヨン(Francois Fillon)首相は同日の国民議会で、「東京に残る必要のない国民の皆さんには、ただちに帰国もしくは西日本に避難していただきたい」と発言した。

 チェコ国軍も、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(Czech Philharmonic Orchestra)の楽団員らを本国に退避させるため軍用機2機を15日中に日本に派遣することを明らかにした。
 
 旧ユーゴスラビア諸国も15日、日本に滞在する自国民に対し、可能であればただちに日本を離れるよう要請するとともに、日本への渡航自粛を求めた。(c)AFP