ロシア、千島・サハリンの避難態勢完了と発表
このニュースをシェア
【3月15日 AFP】ロシア政府は15日、東京電力福島第1原発をめぐる事態がさらに悪化した場合に、ロシア極東サハリン(Sakhalin)島と、日本が領有権を主張する千島列島(クリール諸島、Kuril Islands)に居住するロシア国民とロシア軍兵士を避難させる準備が完了したと発表した。
千島列島は第2次世界大戦終結以来、日露間の平和条約締約の妨げとなっている北方領土問題の焦点、北方四島の最南端の島で北海道のすぐ北に位置する。
一方、ロシアの極東沿岸沖に位置するサハリンはずっと大きく約50万人が居住しており、同国の石油・ガス産業の重要拠点となっている。
ロシア軍極東担当の報道官は、避難させる場合はロシア軍の太平洋艦隊と軍用機を動員し、避難民は一時的にウラジオストク(Vladivostok)とハバロフスク(Khabarovsk)の軍施設に収容できると述べた。
福島の原発からの放射能漏れについては、ロシア当局は入手できるデータからはまだ重大な危険性は示されていないとして、警戒を呼び掛けてはいない。(c)AFP
千島列島は第2次世界大戦終結以来、日露間の平和条約締約の妨げとなっている北方領土問題の焦点、北方四島の最南端の島で北海道のすぐ北に位置する。
一方、ロシアの極東沿岸沖に位置するサハリンはずっと大きく約50万人が居住しており、同国の石油・ガス産業の重要拠点となっている。
ロシア軍極東担当の報道官は、避難させる場合はロシア軍の太平洋艦隊と軍用機を動員し、避難民は一時的にウラジオストク(Vladivostok)とハバロフスク(Khabarovsk)の軍施設に収容できると述べた。
福島の原発からの放射能漏れについては、ロシア当局は入手できるデータからはまだ重大な危険性は示されていないとして、警戒を呼び掛けてはいない。(c)AFP