【1月19日 AFP】記録的寒波に見舞われている韓国で、暖房の負荷による停電を避けるため、電力使用量の多い企業や商業施設などで暖房の温度が規制されることになった。

 韓国知識経済省が19日に明らかにしたところによると、今月24日から2月18日まで、百貨店やディスカウントストア、ホテル、事業所、学校などの441か所で暖房の設定温度が20度以下に制限される。違反者には最高300万ウォン(約22万円)の罰金が科される。

 今週すでに政府職員に庁舎内の温度を18度以下に維持し、保温性の高い下着を着用するよう通達した同省はウェブサイトで、「この冬の石油価格は高い水準で推移するとみられる一方、電力需要は記録更新が続いており、需要抑制のためにはより厳しい手段が必要というのが共通認識だ」と説明している。

 英字紙コリア・タイムズ(Korea Times)は、過去数年間にわたりインフレ抑制のため電力料金を他のエネルギーより低い水準に抑えてきたのは、誤ったエネルギー政策だったと批判している。(c)AFP

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