【1月18日 AFP】大規模な洪水の発生したスリランカで17日、同国東部のカタンクディ(Kathankudi)地区の地域庁舎に、緊急支援物資の配給が不公平だと抗議する避難民が殺到した。地元警察が18日に明らかにした。

 地元メディアによると、激怒した群衆が庁舎に殺到し、公務員3人が襲われて負傷し、病院に運ばれた。一方、地元警察は17日の抗議行動での負傷者は確認できなかったと述べた。

 スリランカでは前週の豪雨により43人が死亡、100万人以上が一時避難した。

 コロンボ(Colombo)にある政府災害対策センターによると、18日朝には、国営避難キャンプで避難生活を送っている人が1万7900人にまで減ったという。

 東部や北中部などでは洪水の水位も下がり始めているものの、気象当局は、モンスーンは2月半ばまで続くとしている。(c)AFP