【10月26日 AFP】インドネシア・ジャワ(Java)島中部のムラピ(Merapi)山(2914メートル)が26日午後6時(日本時間午後8時)ごろ、3回にわたって噴火した。

 インドネシア政府の火山学者、スロノ(Surono)氏によると噴煙は1500メートルの高さにまで達し、火砕流が斜面を流れ落ちた。スロノ氏は「今回の噴火は明らかに2006年の噴火よりも大きい。2006年の噴火では火砕流は噴火後7分で止まったが、今日は2時間も続いている。もう暗いので火砕流がどれほど遠くまで達したのかは分からない」と語った。

 テレビはパニックになって逃げる住民たちの姿を放送した。当局はスピーカーで避難を呼びかけている。(c)AFP

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