BP、油井封鎖で大きな進展 流出原油の大半消滅
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【8月5日 AFP】米メキシコ湾(Gulf of Mexico)の原油流出問題で4日、英エネルギー大手BPが前日に開始した流出源のマコンド(Macondo)油井に泥を注入する「スタティック・キル」作戦が終了した。米政府は同日、流出した原油の大半が除去されたか、自然作用により消滅したと発表。4月20日の原油掘削施設の爆発事故から106日経っての大きな進展となった。
作戦は、3日夜から8時間かけて行われた。原油流出対策の指揮を執るタッド・アレン(Thad Allen)元米沿岸警備隊司令官はホワイトハウスで記者会見を開き、「油井は静止した状態になった。もう二度と漏出はないと強く確信している」と述べた。
バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、「原油を除去し流出を食い止めるための長い闘いがようやく終わりに近づいている」と歓迎した。
当局や専門家らは、油井にセメントを注入して封鎖を完了させる作業を現段階で行うか、今月中旬にリリーフ井戸が完成するまで待つかを協議している。
BPのケント・ウェルズ(Kent Wells)上級副社長は、20日前に油井の流出口にキャップを取り付けて以降は漏出は認められていないと安堵感を見せながらも、封鎖作戦が完了するまでは勝利宣言を出さないとしている。(c)AFP/Matt Davis
【関連記事】コンテストで流出原油の除去方法募集、米グーグル系財団
作戦は、3日夜から8時間かけて行われた。原油流出対策の指揮を執るタッド・アレン(Thad Allen)元米沿岸警備隊司令官はホワイトハウスで記者会見を開き、「油井は静止した状態になった。もう二度と漏出はないと強く確信している」と述べた。
バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、「原油を除去し流出を食い止めるための長い闘いがようやく終わりに近づいている」と歓迎した。
当局や専門家らは、油井にセメントを注入して封鎖を完了させる作業を現段階で行うか、今月中旬にリリーフ井戸が完成するまで待つかを協議している。
BPのケント・ウェルズ(Kent Wells)上級副社長は、20日前に油井の流出口にキャップを取り付けて以降は漏出は認められていないと安堵感を見せながらも、封鎖作戦が完了するまでは勝利宣言を出さないとしている。(c)AFP/Matt Davis
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