米原油流出事故、英BPが法定限度額以上の賠償金支払い方針
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【5月12日 AFP】米南部ルイジアナ(Louisiana)州沖のメキシコ湾(Gulf of Mexico)で起きた石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン(Deepwater Horizon)」の爆発・水没による原油流出事故で、石油掘削施設を操業していた英エネルギー大手BPは11日、同事故による経済的損失に対して、「法律上正当な賠償額すべて」について支払う意向を表明した。総額は、原油流出事故の賠償金額としての法的上限である7500万ドル(約70億円)をはるかに上回ると見られている。
米国BP幹部のラマー・マッケイ(Lamar McKay)社長兼会長は、事故後初めての米上院エネルギー天然資源委員会の公聴会に出席し、BPにはこれまでに、漁業関係者を中心に1000件の賠償請求が届いていることを明らかにした。
マッケイ氏は、「これまで、われわれは地元の要求に応えていると思う」と語った。同氏は、事故対応費用が最終的にどの程度になるかの見通しについては言及を避けたが、「BPの全資産で対応する」と強調した。(c)AFP
米国BP幹部のラマー・マッケイ(Lamar McKay)社長兼会長は、事故後初めての米上院エネルギー天然資源委員会の公聴会に出席し、BPにはこれまでに、漁業関係者を中心に1000件の賠償請求が届いていることを明らかにした。
マッケイ氏は、「これまで、われわれは地元の要求に応えていると思う」と語った。同氏は、事故対応費用が最終的にどの程度になるかの見通しについては言及を避けたが、「BPの全資産で対応する」と強調した。(c)AFP