【4月15日 AFP】アイスランド南部エイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河で3月に続き14日に起きた火山の噴火により、15日は欧州北部全域で空の交通に大きな影響がでている。

 火山灰による悪視界のほか、旅客機エンジンの破損も懸念されたため、ノルウェーからスウェーデン北部の発着便はすべてキャンセルされた。またデンマークの一部、フィンランド北部でも空の便が混乱した。

 また英航空管制当局は同日、アイスランドからの火山灰の影響で、現地時間15日正午から少なくとも午後6時(日本時間同日午後8時~16日午前2時)までは、緊急の場合を除き、英国が管理する空域でのすべての飛行を禁止すると発表した。

 アイスランドの防災顧問を務める地球物理学者は、噴火の強さから見て、噴火は長期化する恐れもあると話している。(c)AFP