2000~09年の自然災害死、6割は地震 国連
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【1月29日 AFP】国連(UN)は28日、2000~09年までの10年間で、世界で自然災害により死亡した約78万人のうち約6割が地震被害による死者だったとする集計結果を発表した。次いで嵐によるものが22%、熱波によるものが11%となっている。
同期間中の最大の災害は2004年のスマトラ沖地震によるインド洋大津波で死者は22万6408人、次いで08年にミャンマー南部を襲ったサイクロン「ナルギス(Nargis)」で死者13万6366人、同年の中国の四川大地震で8万7476人、05年のパキスタン地震で7万3338人、03年に欧州を襲った熱波で7万2210人と続いた。
今年になってからは、12日にハイチ大地震が発生。死者は少なくとも17万人にのぼるとみられている。
国連の専門家は、世界10大都市のうち8都市が地震の断層上にあるとし、「地震は世界中の何百万人にとって、なお深刻な脅威だ」と警告している。
■被災者の4分の3は「気候」によるもの
同期間中の世界の自然災害発生件数は3852件で、被災者数は合計20億人に達した。被災者の内訳を見ると、地震によるものは4%に過ぎず、洪水によるものは44%、干ばつによるものは30%だった。被災者の4人中3人が気候関連の災害被害者ということになる。
気候または天気に関連した自然災害の発生件数は、その前の10年間からは2倍以上増えている。(c)AFP
同期間中の最大の災害は2004年のスマトラ沖地震によるインド洋大津波で死者は22万6408人、次いで08年にミャンマー南部を襲ったサイクロン「ナルギス(Nargis)」で死者13万6366人、同年の中国の四川大地震で8万7476人、05年のパキスタン地震で7万3338人、03年に欧州を襲った熱波で7万2210人と続いた。
今年になってからは、12日にハイチ大地震が発生。死者は少なくとも17万人にのぼるとみられている。
国連の専門家は、世界10大都市のうち8都市が地震の断層上にあるとし、「地震は世界中の何百万人にとって、なお深刻な脅威だ」と警告している。
■被災者の4分の3は「気候」によるもの
同期間中の世界の自然災害発生件数は3852件で、被災者数は合計20億人に達した。被災者の内訳を見ると、地震によるものは4%に過ぎず、洪水によるものは44%、干ばつによるものは30%だった。被災者の4人中3人が気候関連の災害被害者ということになる。
気候または天気に関連した自然災害の発生件数は、その前の10年間からは2倍以上増えている。(c)AFP