ハイチ大地震、難航する救援活動 被災者に怒りと絶望

　壊滅的な大地震に見舞われたハイチでは、地震発生から2日が経過した14日も、無数の遺体が路上に放置されたままの状態で、遺体の腐敗が深刻化している。

　すでに、多数の国々が大規模な救援活動を始動させており、ハイチの国際空港には救援物資が大量に届いているが、道路を覆いつくすがれきを除去する重機もなく、支援物資の輸送は難航している。

　一向に進まない救援活動に、被災者らの間で怒りと絶望の声が上がっている。今回の地震による被災者は、数十万人に達するとの見方もでている。

　写真はハイチの首都ポルトープランス（Port-Au-Prince）で、病院の霊安室前に放置された遺体（2010年1月14日撮影）。(c)AFP/UN/MINUSTAH/LOGAN ABASSI