大寒波の欧州、交通網の混乱続く
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【1月11日 AFP】北極圏から寒気が流れ込み厳しい寒波に見舞われている欧州各地で、航空便の欠航や停電などに加え、立ち往生した車に人々が閉じこめられるなどの被害が相次いでいる。
低気圧「デイジー(Daisy)」の影響とみられるこの寒波で、ユーロスター(Eurostar)は3本中1本が英仏海峡トンネルを運行できない状態だ。ドイツ北部では一部の道路や線路が通行止めとなった。当局によれば、数百人が車や列車の中で夜を過ごしたという。
ドイツ全土が雪で覆われたが、一部では強風も発生。東部ライプチヒ(Leipzig)の積雪は29センチを記録し、首都ベルリン(Berlin)、北東部ハンブルク(Hamburg)ではそれぞれ27センチ、12センチに達した。
英国では1週間にわたった降雪が10日には弱まったが、寒気のためロンドン(London)のヒースロー空港(Heathrow Airport)では80便以上が欠航し、格安航空イージージェット航空(Easyjet Airlines)は約100便の欠航を決めた。
さらに英メディアによれば、同国では26人が凍死。ロンドンのハイドパーク(Hyde Park)のサーペンタイン(Serpentine)湖が140年ぶりに閉鎖された。
フランスでは降雪や冷たい雨が続き、英国からのスキー客500人を含む800人がリヨン(Lyon)空港に足止めされ夜を明かした。
同国南東部では、約3000世帯が停電2日目を迎えた。パリ(Paris)周辺では交通事故が相次ぎ、高速道路が閉鎖され、大型トラックの通行が規制された。(c)AFP/Simon Sturdee
低気圧「デイジー(Daisy)」の影響とみられるこの寒波で、ユーロスター(Eurostar)は3本中1本が英仏海峡トンネルを運行できない状態だ。ドイツ北部では一部の道路や線路が通行止めとなった。当局によれば、数百人が車や列車の中で夜を過ごしたという。
ドイツ全土が雪で覆われたが、一部では強風も発生。東部ライプチヒ(Leipzig)の積雪は29センチを記録し、首都ベルリン(Berlin)、北東部ハンブルク(Hamburg)ではそれぞれ27センチ、12センチに達した。
英国では1週間にわたった降雪が10日には弱まったが、寒気のためロンドン(London)のヒースロー空港(Heathrow Airport)では80便以上が欠航し、格安航空イージージェット航空(Easyjet Airlines)は約100便の欠航を決めた。
さらに英メディアによれば、同国では26人が凍死。ロンドンのハイドパーク(Hyde Park)のサーペンタイン(Serpentine)湖が140年ぶりに閉鎖された。
フランスでは降雪や冷たい雨が続き、英国からのスキー客500人を含む800人がリヨン(Lyon)空港に足止めされ夜を明かした。
同国南東部では、約3000世帯が停電2日目を迎えた。パリ(Paris)周辺では交通事故が相次ぎ、高速道路が閉鎖され、大型トラックの通行が規制された。(c)AFP/Simon Sturdee